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2014年 11月 25日

3度目のメキシコ出産回想記1。過去の出産から今回の出産になった理由。






2009年、2011年、そして今年2014年の8月とメキシコで3度出産しました。



忘れる前に3度目の出産の記録をしておこうと思います。





ちなみに3人それぞれ違う病院、違う出産方法でした。





今回の出産と色々絡んでくるので、
昔も書いたけど簡単に書いておきます。




ひとりめは私立の病院での普通分娩。立ち合い出産。

個人病院、先生ひとりに、麻酔の先生、あといつも受け付けだったおばちゃまは助産師さんだった。


陣痛促進剤、和痛だか無痛だかの出産。

陣痛は痛みを逃がすのに必死で、でも痛すぎて吐く寸前だった。


いよいよ、いきんで!と言われても、多分麻酔でよく分からなかった。

でも赤ちゃんが下りてこなくて破水させた。それでも下りてこなくて急きょ帝王切開になりそうだったけど、

切り替えるもの危険が伴ってたそうで、かんし分娩。

かんし分娩とは、大きなトングみたいな器具で赤ちゃんの頭を掴んで引っ張り出す出産。



かんし分娩は普通の切開よりかなり傷を伴うので産後が辛かった。

あと赤ちゃんにも器具で掴まれたところが軽い傷になってて心配で可哀想だった・・。

念のため、頭蓋骨に支障がでてないかレントゲンをとったほうがいいと言われ(そこでは行ってないのでよそで)心配で心配で・・・。

でも生まれたての赤ちゃんをX線にさらすのは安全なの?と不安になり、

出産翌日退院した足で、国の病院へいってセカンドオピニオンを。


うちで生まれた赤ちゃんじゃないからと門前払いされそうになったオットは怒って、

運よく近くを通った年季の入った経験豊富そうなおばあちゃん先生がその場で見てくれ、手で触って異常なし!と言ってくれひとまず安心したのを覚えてる。



私の傷は、溶けると言われてた糸も溶けず、そのうち硬い針みたいになって傷口の肉をがんじがらめにし、

糸の先が棘のようになって刺さり、そうとは知らず初めてのお産だったので産後の傷の痛みはこんなに辛いものなのかと耐え耐えだった。






ふたりめ。


長女を生んだ病院とは別の私立で帝王切開。

妊娠中に子宮の圧迫による股にできた大きな静脈瘤。
つわりも大幅な体重の増加などもなく快適な妊娠生活だったけど、
その静脈瘤はほんの少し立ってるだけでみるみるうちにうっ血しマンドリルみたいに。
立ってるのが辛かった。

普通分娩で産むのは、出産時血管が切れた場合出血が多く切れた血管を素早く見つけて
止血できなかった場合危ないので



と言われ帝王切開。




帝王切開中、切ってる時に生暖かいものがぶわっと出てきて先生たちがザワッとなったのが分かった。



お腹にあった筋腫を切ったらしく出血多量。


オットは立ち合い分娩のためにカメラを手に病室で待たされてたのに、

誰からも呼ばれず、生まれた子を見せられ、人んちの子かと思った。と。

すでに生まれたことを知って激怒。そりゃそうだ。


でもある意味、立ち会わなくてよかったのかも。

出血多量の様子を見たら眩暈起こしてたかもしれないし。

うまくできてるのかもしれない。




で、出血多量だった私は輸血を勧められるが、


先生が「闇市から」とか言うので、断る。

この時代に!?


でもメキシコならあり得るかも!!怖すぎ!!





だけど、後で「闇市から」だというのは嘘で本当はちゃんと血液バンクからなのに上乗せしてポケットマネーにしようとしてたのが分かった。



自力で血を増やします

と顔面土気色のまま、2日入院で帰宅して家でもふらふら。

当時長女1歳11か月。



私は帝王切開の傷はもちろん、微熱が出て数日続くし、熱で体も痛いし、長女は実はまだ卒乳してなかったし、

乳腺炎にもなるし(辛いの!)、鉄注射にもこども連れて通ったけどおしりに鉄注射、鉛入れられたようにズドンとなる・・。毎日のご飯も作らなきゃいけないし(ご飯だけじゃなく家事も)辛かった!!




お母さんが察してくれて日本から来てくれた。(その頃には随分良くなってて申し訳なかった)






そんな出産を経ての3度目の出産。



今回もかなり早い段階(全然子宮が圧迫されるような胎児の大きさじゃない段階)で静脈瘤が。

あんまり行ってないうえに毎回違う病院に行ってた検診だけど、どの先生も帝王切開でしょうと言っていたので、やっぱりそうだよねと思った。




でもどの先生も、ここでお産したいと思える先生がいなくて(長女のときの先生は亡くなった。息子が継いだけど診察も出産費用も高くて・・。しかも帝王切開なら倍!)




最後に、ふたりめ産んだ後、乳腺炎になったときに診てもらった先生が良かったのを思い出して

そこへ行ってみた。




そこで初めて、自然分娩でいけるかもと言われて嬉しさと心配が入り混じったけど、
静脈瘤のマックス時の状態を診てもらうと、やっぱり帝王切開が安心と言われ、やっぱりそうなんだ・・・と。






私は立ち合い分娩が良かったので、私立を希望してたけど、
国の病院は立ち合い禁止だけど、無料だし、前回みたいに出血が多かったら
血もすぐ手配してもらえるし、無料だしな・・。(輸血って高いの!!血だけじゃなくて色んな検査が必要になると別のところに出したりして時間がかかったりその度に料金も高いし、時間がかかる分入院費用も高くなるし・・)しかも止血に必要な血小板の数値が低くて心配だし・・。いや、赤血球も白血球も低かったんだ。


国の病院は無料だけどスパルタと聞いてたのでビクついてたけど、過去に2度出産してるからなんとなく流れはつかんでるし、子供たちを預けれる人もいないから私立になっても立ち合い出産できないかも・・



と国の病院も視野へ。
すでにもう結構出産間近。




かと言って、今まで国の病院で検診も何も受けてないのでいきなりは受け付けてくれない。
(本当は検診するのにも予約が必要で結構面相な割には超簡単なエコー。でも画面見れないとか聞いてた)


結局、色々手続きをして、もう産期に入ってたので、そういった検診は飛ばし産める病院(同じ国の病院だけど検診と出産は場所が別)の紹介状をもらって、紹介状をくれた先生も過去の出産、現在の様子で「それなら帝王切開ね。この紹介状を持ってこのまま産院の救急へ行って。多分、今日手術じゃない?」






と言われ、心の準備ができてないので、



えぇ!今日?!





とおののいたけど、今回、日本から母が出産に合わせて来てくれていたので良かった。





「今日このまま生まれるかも」





と告げ産院(家から車で1分)へ。






ドキドキしながら、救急で診てもらうと、


なんと「あなた自然分娩でいけるわ!だから帝王切開は許可しません」




と言われズッコーーーーーン。(古)






今までの経緯と帝王切開と言われた理由も話したら、


「そりゃ私立だと帝王切開のほうが取れる(お金)からよ!」



とバッサリ。




「陣痛が来たら来てね。あと、40週になっても生まれなかったら来てね」と。





もう誰を信じればいいのーーーーーー!!??







そうして家に帰り、母には帝王切開は却下され、陣痛を待つように言われた・・・と報告。




母子にリスクがないなら自然分娩でも全然いいんですが、


なにせ日本から来てる母は帝王切開のつもりで私が日にちを指定してたので、40週まで(赤ちゃんは妊娠40週までにだいたい生まれると言われてます。それをあまり過ぎると要チェックというところ)くる頃にはすでに日本に帰ってるし!





それからは生まれて来てくれるようにウォーキングしたり、陣痛促進するようなツボ押してみたり、
赤ちゃんを説得?してみたり。




でも・・・・


ダメでした。






子宮口はすでに3センチくらい開いてると言われてたけど、
全然陣痛の気配もなし。



そのときの触診で自宅に帰って出血があり触診のせいだと思ったけど、
翌日まで出血があったのでこれで陣痛誘発につながればと思ったけどなし。





それどころか快調で、生まれる寸前の一番大きなお腹なのに
それまでは張りが強いほうで心配してたのが嘘のようにいくらでもウォーキングできるほど!





今日も生まれなかった、
今日も生まれなかった・・・・





赤ちゃんが生まれようとするのを待つしかないというのは分かってはいるけど、
この日までに産まなきゃいけないという焦りとイライラ。
結局、母が帰国する日がやってきて孫の顔を見せれずに、
大きなお腹のままで空港へ見送り・・・。無念・・。申し訳なかったなー。


子供たちはばーちゃんにとても懐いてたので、
その後の出産のとき私もいないし、ばーちゃん(私の母)もいなくて可哀想な思いをさせました。。
私たち夫婦も、私が入院、病院へはこどもを連れての面会は禁じられてるのでオットも面会に行くのも預ける人がいなくて簡単に来れない。仕事もある。

で大変でした・・。



やっぱりばーちゃんがいるときに生まれてきてくれたら助かったのになー・・・


と生まれたての赤ちゃんをみつめてもどうしようもない。笑





そうそう、「自然分娩で」ということになったあと、

帝王切開でひとりめを出産した友人がふたりめも、「帝王切開したあとはまた帝王切開」と言ってたのを思い出し、気になって調べてみたらあるある!!






しかも怖い記事ばっかり!





帝王切開のあとの自然分娩をVBAC(ブイバック)(Vaginal Birth After Cesarean)と呼び、だいたい呼名までついてることに焦る。



帝王切開とは、子宮を切開する手術なので、当然子宮に傷がつき子宮破裂のリスクも!


帝王切開と普通分娩を天秤にかけて、リスクも踏まえて、
それでも普通分娩で挑みたいという人が、VBACを希望することになる。




えーーーーーー!!



リスクの説明とかなかったし!



中にはそれで妻を亡くしたという記事もあり本当に不安になる。




「自然分娩で」と言われた後も、救急通行証(?)みたいなのをもらってたので、
不安があるときは利用させてもらってた。



いつも夜に激しく動いてた赤ちゃんの胎動が感じられなかった深夜も診てもらえたし、

感電してお腹に電気が落ちた時(妊娠39週!!)ときもすぐに病院に行けた。(予約なしのしかも無料で!このときすでにもうIMSS(国の病院の名前ね)様様)


↑サラリと書いてるけどありえないよね!(私の不注意)





で、VBACの危険性を知って急いで病院へ説明を求めに。

ただ、それで来たと正直に言っても通してもらえないと思ったので、嘘も方便。(嘘ではないけど心配事はあった)










長くなるので続きはまた・・・











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by ririmx | 2014-11-25 16:57 | 第3子妊娠+こどもたち


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